粗利率以外の相乗積計算

相乗積というと粗利ミックス、値入ミックスなど、基本的に利益率計算というのが一般的であるが、同じ考え方、計算方法を用いて、売上伸び率、在庫日数、商品回転率などでも相乗積計算を用いることができる。
粗利ミックスでは、例えば A商品相乗積=A粗利率×A売上構成比 式を展開すると (A荒利高÷A売上高)×(A売上高÷売上高合計) となり、分母と分子にあるA売上高が消えるから、A荒利高÷売上高合計 つまり、全体の売上に対し、Aという商品が稼ぎ出す粗利高の比率を求めていることになる。
同様にして、売上高伸び率では、例えばA商品売上高伸び率相乗積=A売上高伸び率(この場合100%に対して±で表示)×A昨年売上高構成比 式を展開すると {(A本年売上高÷A昨年売上高)-1(100%を引いて増減だけにする)}× (A昨年売上高÷昨年売上高合計) 、前項をもう一度展開すると、(A本年売上高-A昨年売上高)÷A昨年売上高 分子と分母にあるA昨年売上高が消えるから、(A本年売上高-A昨年売上高)÷昨年売上高合計 となって、Aの売上高伸び分が昨年売上高合計に対して、どのくらいの比率になるかを算出していることになる。
もし、A、B、C 3つの商品があったとすると 3つの本年売上高増加分を足して昨年売上高合計で割ったものが売上高合計の伸び率(この場合、伸びた分だけ算出しているので昨比110%は+10%、昨比90%なら▲10%)になるから、Aの売上高伸び率相乗積は、そのうちAが稼ぎ出した(貢献した)売上高増加分ということになる。
他にも相乗積の考え方、計算方法が応用できるものがあるので、知っておくと便利である。
特にExcelでフォーマットをつくっておくと数値を入れ替えるだけで瞬時に答えが出るから、短時間で様々なケースについてのシミュレーションを行うことができる。

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