第50回スーパーマーケットトレードショー2016に行ってきた

 第50回スーパーマーケットトレードショー2016に行ってきたが相変わらずの盛況であった。
 特に地方創生で力が入っていることもあり、各地方から出店しているブースを意識して見てまわった。残念だが、同様な素材、同様な加工方法を用いた類似商品が多いのが気になる。しかも、規模が小さい企業では、せっかく展示会に出展しても、まとまった注文が入ると対応できないという。
 常々思っていることであるが、さまざまな地域で、数多くの企業が、同じような素材を使い、それぞれで企画をし、試行錯誤しながら、それぞれで商品開発して、それぞれで販売を行っている。皆が知恵を絞って一生懸命にやっているのだろうが、それでも出来上がる商品は類似しており、ずば抜けて競争力がある商品が出てくる確率はそれほど高いとも思えない。
 たとえ同じような工程で作る商品であったとしても、それぞれで工程設計を行い、それぞれで生産しているから、どこかで失敗した経験があったとしても共有することなく、同じような間違いをまたどこかの企業が繰り返すのだろう。量もまとまらないから小規模な工場がたくさん存在し、生産効率ばかりでなく、商品開発に関連するすべての業務効率が上がらないという状況にあることは想像に難くない。
 地方創生では、それぞれの地方でアイデアを出して競争することを奨励していたようだが、人口減少・高齢化が急速に進む日本全体の状況を考えれば、かなりロスが多いと考えるべきではないだろうか。
 地域が違っても、類似する素材(例えば柑橘類)を作っているところがあれば、できる商品も、加工方法も似てくるから、「地域ごと」にこだわるのではなく、「類似する素材を使う地域・企業が連携して取組む」ように切り替えたほうが、重複する工程・作業が一本化でき、集約できるから生産効率、販売効率が高まり、多くのメリットがあるはずである。
 全てをそうしろというのではなく、そういう取り組みをした方がよいものに関しては、集約して効果を確認し、徐々に拡大していくような方法がとられてもよいだろうということである。
 このような取り組みが上手くいけば、ボランタリーチェーンやフランチャイズチェーンのような形態をとることも可能であり、さまざまな知識・技術・ノウハウ、人材などの交流が図られれば質的量的に充実するから、パワーも増す。いろいろな面でメリットがあるだろう。
 重要なことは「生産性を高める」ことであるから、量をまとめることは有効な手段になる。知識・経験・技術・ノウハウなどを集約し、共有することも有効である。何よりも地域以外から収益を上げない限り、地域が潤うことはないから、グローバル化を図れるだけの規模にまとめるという意味からも地域が協力して集約していくことは有効と考えられる。
 R&D(研究開発)などの手法を応用することができれば、異業種が持つ技術を相互に活用するような方法も考えられるから、それぞれの企業の持つ強いところをうまい具合に組み合わせることも可能になるだろう。
 国勢調査の速報値が発表されているが、高齢化と人口減少の速度が増していることは明らかである。時間的な余裕がないことを含め、知恵を有効に使い、スピード感を持って対処していくことが重要になるだろう。
 
 

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