子供に職業体験をさせるキッザニアが人気である。
人気の理由はいろいろ考えられるが、何といっても仕事をして収入も得られる、自治もあるなど、そこに子供たちが主役になれる一つの世界があることが何とも言えないくらいによいのだろう。
筆者が提案する「劇場型ショッピングセンター」は大人版キッザニア、あるいは以前話題になった「セカンドライフ」のリアル版である。
アバターや別名を付けるかどうかは別にして、たとえ限られた短い時間であっても、全く異なる人生を演じられることは、いろいろな意味で価値がある。
いじめにあって心に傷を持つ人が別の人間になれるかもしれないし、すでに一回りしてきた高齢者が全く異なる人生体験をすることが可能になるかもしれない。
コスプレの生活版、セカンドライフのリアル版、言い方はいろいろあるかもしれないが、現代のような社会には必要な空間になることだろう。
大きなコンクリートの空間をテナントで埋め、商品で溢れさせても損益分岐点をクリアできない時代が来る前に、全く新しいビジネスモデルに切り替える企業が現れてもよいだろう。
いつの時代も人が喜ぶビジネスが支持されると考えれば、有効なビジネスモデルになり得るだろう。
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