ホメオスタシス Homeostasis 恒常性の維持に学ぶ

寒いと身体を震わせて体温を上げようとする、暑ければ汗をかいて体温を下げとようとする、病原菌が入れば発熱によって体温を上げ、病原菌(熱に弱い)に対して抵抗する、ケガをして出血すれば瘡蓋をつくり傷口が治るまで保護しながら修復する。
生体には身体を一定状態=安定した恒常的状態に保とうとする仕組みが備わっており、一定状態から逸脱しそうになれば元の状態に戻そうとする仕組みが自動的に働く。恒常性の維持=ホメオスタシス(Homeostasis)である。
面白いことに、小さな動物、生まれたばかりの小さな子供でもこのような機能を備え持つのに、その人達が集合し、高度な知識・技術・経験を駆使しても組織の中にこのような機能を確立することはほぼ不可能に近い。
一つの理想形、完成されたプロトタイプが目の前にあるにもかかわらず、残念なことにそれを研究しているのは生物学の世界であって、社会科学の世界はまた違ったアプローチをとっている。実践の場である社会・組織では全くそのような発想すら持ちえていない。
さまざまなモノ・コトの境界線が消失し、総合・複合・融合することで新しいモノを創り出すことが可能になった時代、あるいは創り出すことが必要になった時代である。
進化するためには、思想、価値観、論理など行動の原点にある基準の抜本的な改革、転換が必要になる。見える人には見えても、見ようとしない、あるいは意識するか否かは別にして全く見ることができない人には、全く気の付くことのない見えない世界がある。
特に大きく変化する時代には、相互に異星人と思えるくらい見えるモノが違ってしまういくつかのグループに分かれるのだろう。徐々にある方向に収束するのだろうが、それでも変われない、変わらない人達がいる。問題はどのような人達が大きく影響を与えるかである。大阪都構想、イギリスEU離脱,いまを見るか、将来を見るかで結果は大きく変わる。

ホメオスタシス恒常性の維持は、単なる現状維持ではなく、環境の変化に対応しながら、状態を一定に維持する機能である。そう考えると社会的にもどのような機能が必要になるか、ある程度見えてくるだろう。

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