主要業態の中で最も売上規模の大きい食品スーパー(以下SM)は、幅広い立地に展開しているが、飲食店などが数多く集まる都市部でシェアが低い。SM の1人当り売上(都道府県SM年間商品販売額÷都道府県人口)の大小は、食に関する選択肢の多様性を判断する一つの指標と見ることができる。
一方、コンビニエンスストア(同CVS)の1店舗当り売上(都道府県CVS年間商品販売額÷都道府県CVS事業所数)は、1店舗当り人口(都道府県人口÷都道府県事業所数)の大小よりは、日常生活の中で、消費者が気軽に、高頻度に利用できる立地環境、買物習慣・業態の定着度合によるところが大きい。都市部で発展した業態であるため、そのような特色が色濃く表れている。
コメントを残す