MEGA ドン・キホーテ UNY 大口店 に行ってきた。

3月11日(日)、ダブルネームの業態転換 1 号店とうたったMEGA ドン・キホーテ UNY 大口店へ行ってきた。いろいろな意味で業界は注目していたのかもしれないが、残念ながらどこから見てもMEGA ドン・キホーテでしかなかったというのが、正直な感想である。
仕事柄いろいろな店を見る機会は多いが、もしここを見て原稿を書けと言われたら、かなり困るだろう。
強いて言えば、粗利ミックスを含めたB1食品がいまひとつといったところだろうか。特に天候の関係から野菜が高騰しており、どの食品スーパーも商品確保に四苦八苦しているが、それにしても鳴り物入りの店が....といった感じである。すでに筆者の家の近くでは、野菜は商品、価格ともかなり回復している。それと比べるとレベルが気になる。近くにちょっと気の利いた店があれば、お客はそっちに行くだろう。そう思って向かいにあるライフも覗いてみたが、同じライフでも東京の良い店と比べると残念なレベルだった。

店のコンセプト、商圏設定を考えると生鮮の位置づけはどうなのだろうか。ドンキのノンフードが商圏を広げ、食品は小商圏・高密度なのか、それとも生鮮も広域商圏が取れるレベルにするのか、設定の仕方によって品揃えも価格も根底から変わる。

大口駅が横浜駅から2駅と近く、周辺にはイケア、ららぽーとなど多くのSC、店舗があることを考えれば、いずれも小商圏、高密度という設定なのかもしれないが、場合によってはノンフードよりも生鮮食品の方が商圏を広く取れることは意識する必要があるだろう。

生鮮がよくなり、ノンフードと同等以上に商圏が取れるようになればダブルネームの業態転換は成功するだろうが、いまのままでは、いずれただのMEGA ドン・キホーテに収束して終わってしまうだろう。
食品補強でユニーが加わったはずなのに...というのが正直な感想である。
ユニー頑張れ‼なのか、ドンキもっと洗脳しろ‼なのか、分からないが、思想、手法を変えない限り、このプロジェクトのゴールはなかなか見えてこない。
やっぱりGMSはダメなのか、と思わせないような結果を期待しているのは筆者だけではないだろう。

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