ロボット化で装置工業化する社会、産業

Amazon Goが話題になっているが、動画を見ると何年か前にIBMがメトロと実験したフューチャーストアをイメージさせる。この時は非接触型技術を使って商品価格を積算し、店を出る時に事前に登録したクレジットカードで自動的にチェックアウトを完了していた。
レジ精算という工程が買い物から削除された点が画期的だったが、クレジットカードの読み取り、商品価格を読み取るショッピングカートが必要だった。
Amazon Goでは認証技術とAI技術を使って、全てがフリーになっている。
顔と一緒にピースマークをした写真をSNSにアップすると3m離れて撮った写真でも指紋が読み取れるから危険という警告が盛んに行われているように、認証技術の発展にAI技術が加わってこのようなシステムを可能にしたということらしい。
お客は店に来たら好きな商品を手に取り、そのまま店から出ていけば買物は完了する。棚からとった商品も元に戻せば買物金額からマイナスされるというから、自由気ままに店内を動き回り、好きな商品を手に取って、必要なものを持ってそのまま店を出ることができる。
事前にクレジットカードを登録しておく必要はあるが、あとは勝手気まま、自由に行動できるから、「買い物をする」という概念、行為そのものが大きく変わるだろう。
慣れるまでは多少違和感があるだろうが、お客側、店舗側双方にとってのメリットははかり知れない。
お客はレジに並ぶ必要がないから非常に大きな時間の節約、ストレスからの会報が期待できる。一方、店側は設備投資の問題は残るが、レジと人員が不要になり、現金を扱う必要がないためにセキュリティの問題が大きく改善される。
何よりも個別精算がないことで買い物の感覚が薄れるから使う金額が膨らむ可能性もある。
すでにアマゾンは、Amazon Dash Buttonによって日常生活のシーンの中に入り込んで特定商品の注文を受けることを始めている

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