ホメオスタシス 恒常性の維持


ホメオスタシス(Homeostasis)は、日本では恒常性の維持と訳される。何かとてもとっつきにくい言葉なのでイメージしにくいが、我々にとっては非常に重要な機能である。
具体的には、暑ければ汗をかいて気化熱を奪い、体温の上昇を制御して一定の体温に戻そうとする、ケガをして出血すれば、血液が凝固して傷を覆い治癒(元の状態に戻す)を促す、外部から病原菌やウィルスなどが侵入すれば、白血球や免疫機能が働き、異物を排除しようとする、…等々である。

我々が遭遇するさまざまな変化に対応し、一定の状態に保とうとする機能がホメオスタシスである。
たしか中学か高校の授業で習ったと思うが、ある意味ではあらゆる物事に有効な機能であり、我々の思考を発展させる上で多くのヒントを与えてくれる。
非常に重要な機能である。

生物が、身体の異常を自ら修復し、元へ戻すだけでなく、場合によっては免疫のように外界からのストレスに対してより耐性を強化していくような自衛・防御的働きを自然に備わっていることは素晴らしいことである。
このことは、物事を考える際に思考&志向を「ポジティブ」に導いてくれる。
何らかの異常に対して、常に元に戻そうとする働きが自然に、あるいは本来的に備わっているのであれば、それをわざわざ拒否、否定することは意味がない。
ある意味、自然の摂理を受け入れ、物事の道理に従っていけばモノ・コトは無理なく進む。
経営やいろいろな仕組みを考える上でも同様に考えることができる。
何らかの目的を持って活動をしていれば、不都合が生じ、状況が変われることもある。状況を変えた原因を取り除き元に戻す、そして同様なことが二度と起きないように予防する仕組みを新たに組み込む。常に一定の状況にいられるような修正機能を内包する。「一定の状況」は決して固定という意味ではなく、状況に対応して必要に応じて変化(進化)するという意味である。
そんな仕組みを内包する組織、システムが理想と考えれば、目指すモノ・コトは分かりやすい。
物事、難しくせず、自然のままが一番である。
現象ばかりに目が行くと間違えるから、物事の道理、法則を中心に見るようにする。モノ・コトがよく見えるようになる。

 

 

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